【亜州ビジネス編集部】米市場調査会社IDCの発表によると、2025年第1四半期のスマート掃除ロボット世界市場は、前年同期比11.9％増の509万6000台に拡大した。市場の上位4社を中国企業が占め、合計シェアは54.1％に上っている。芯智訊が報じた。

　首位の北京石頭世紀科技（ロボロック：688169/SH）は、第1四半期出荷が98万2000台を数え、シェアは19.3％に上った。これに科沃斯集団（エコバクス・ロボティクス：603486/SH）がシェア13.6％、追覓科技（ドリーム・テクノロジー）が11.3％、小米集団（シャオミ・コーポレーション：1810/HK）が9.9％で続いている。

　同期の中国市場は、前年同期比21.4％増の118万8000台。世界全体の23.3％を占めた。出荷成長率は2四半期連続で20％を上回った。市場の上位5社は科沃斯集団、石頭科技、雲鯨智能科技（ナーウォル）、追覓科技の順。中国市場では一部の企業への集中度が強く、企業の淘汰を経て上位5社のシェア差は縮小傾向にある。



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