【亜州ビジネス編集部】河南省鄭州市の交差点で11日、小米集団（シャオミ・コーポレーション：1810/HK）の電気自動車（EV）「SU7」が暴走し、自動車や電動バイク、二輪車など計16台に相次いで衝突する事故が発生した。複数の負傷者が出ている。駆けつけた警察官が運転していた女性をその場で拘束した。現在、事故原因の調査が進められている。瀟湘晨報など複数の中国メディアが伝えた。

　ドライブレコーダーの映像などによると、SU7は突然交差点に突入し、白いSUVに正面から激突。SU7はそのまま直進を続け、周辺の複数の車両にぶつかった。

　救急隊と交通警察が直ちに現場に駆けつけ、負傷者は病院に搬送された。SNSでは事故直後の混乱した様子を映した動画が拡散され、大きな関心を集めている。事故発生から半日以上が経過した12日午前の時点で、小米は公式見解の発表などを行っていない。

　SU7は2024年に発売された小米初のEVで、今年5月にも貴州省で死亡事故が報じられたばかり。SNS上では、同社車両の安全性などに対する疑問の声が上がっている。


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