【亜州ビジネス編集部】 北京米連科技有限公司がが運営する恋愛マッチングアプリ「伊対（YIDUI）」が、信頼性と効率性の両面でユーザーの支持を広げている。同アプリで出会い、わずか6日間で結婚に至ったカップルの事例も報告されており、短期間での「高効率な結縁」が注目を集めている。中国経済網が25日付で伝えた。

　このカップルは黒竜江省出身で、伊対でのマッチング後、オンラインで3日間交流し、さらに3日間の対面を経て結婚を決断した。「あなたは私と一緒に婚姻届を出しに行く勇気ある？」という問いかけに、男性は即座に応じたという。

　伊対は2015年にサービスを開始。音声・動画・ライブ配信技術を活用し、従来のお見合い文化と融合させた独自の仕組みを構築。地方都市を中心にユーザーを拡大。オンラインだけでなく、団扇絵付けや詩の朗読などを取り入れたオフラインの交流イベントも積極的に展開している。

　安全性の確保にも力を入れており、実名登録と動画による本人認証を義務付けるほか、人工知能（AI）による異常行動の検知やリスク通知、ビックデータ分析による詐欺対策を導入。上海市や遼寧省、湖北省などの公安当局と連携し、婚活詐欺や投資詐欺の啓発活動も行っている。こうした取り組みが評価され、北京ネット視聴業界の社会責任優良企業や中国インターネット業界の公益賞などを受賞している。

　資金面では、中国スマートフォン大手の小米集団(シャオミ・コーポレーション：1810/HK)や順為資本、人民網文化産業基金などからの出資を受け、技術開発とサービス拡充を加速。2023年には「中国ハイテク企業慈善公益500企業」にも選出された。

　伊対は「交友をもっと簡単に、生活をもっと愛に満ちたものに」という理念のもと、今後も情感型ソーシャルプラットフォームとしての機能を磨き、より多くの独身者にとって安心かつ効率的な出会いの場を提供する方針だ。




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