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  ニュース     2025/11/17 10:40 NEW!!

ポップマート「ラブブ」映像化権、ソニー・ピクチャーズ取得か 無料記事

【亜州ビジネス編集部】泡泡瑪特国際集団(ポップマート・インターナショナル・グループ:9992/HK)の人気IP「Labubu(ラブブ)」について、ソニー・ピクチャーズエンタテインメントが映像化権を獲得したもようだ。ラブブを主人公としたストーリーで映画を製作する計画という。香港メディアの信報が17日、外電報道を引用する形で伝えた。

 報道によると、映画プロジェクトはまだ初期段階にあり、プロデューサーや監督などは未定。ソニー・ピクチャーズは今回の報道について、コメントを差し控えている。

 ポップマートは2025年1月に映画スタジオを設立。7月には同社の王寧・最高経営責任者(CEO)が、ハリウッドのある映画会社がラブブの映画化を希望していることを明らかにしていた。

 ただ、バーンスタインのアナリストは、ラブブブームが近くピークを迎えると予測。同社の次の収益成長エンジンは不透明で、株価上昇余地は限定的との見方を示している。ブルームバーグのまとめによると、ポップマートをカバレッジするアナリスト46人のうち、42人が「買い」、3人が「ホールド」の評価を付与しており、バーンスタインのみが「アンダーパフォーム」と評価している。

 バーンスタインのアナリストは、ラブブの人気は希少性や転売によるもので、「Beanie Babies(ビーニー・ベイビーズ)」の投機サイクルに酷似していると分析。ポップマートの事業戦略に根本的な変更がない限り、長期投資家は追加購入を控えるべきとしている。

 米ty(タイ)が手がけるビーズ入りぬいぐるみのビーニー・ベイビーズは、1990年代後半に爆発的な人気を集め、一時は金融投資対象として扱われた。ただ、投機的なバブルは数年で崩壊している。


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