【亜州ビジネス編集部】江蘇省南東部の常熟市がロボット産業の成長を支援する。常熟市政府は18日、「インテリジェント・ロボット産業発展3カ年行動計画（2025～27年）」を公布した。大型事業プロジェクトの推進、産業アライアンスの組成を通じ、完成機、コア部品、システム統合、検証・訓練を一体化したロボット産業エコシステムの形成を加速する。ロボット産業の年産額について、27年の1200億人民元（約2兆6200億円）超えを目指す方針だ。南方財経などが伝えた。

　産業チェーンの中核となる完成機企業を5社誘致、または育成し、国家級のスマート工場を10カ所建設する。典型的な応用例を50件創出し、「専精特新」（ニッチトップ）企業とユニコーン企業を150社育成。エコシステムのパートナー企業を500社集積させると説明した。

　常熟市には現在、立訊精密工業（Luxshare：002475/SZ）をはじめとするロボット関連企業が約200社集積している。これら企業の年産額は、足元で合計400億人民元を超えた。「研究開発→成果転化→産業応用」の循環が速まっている。


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