【亜州ビジネス編集部】マカオ旅遊局はこのほど、中国でフィギュア・玩具の企画開発や販売を手がける泡泡瑪特国際集団（ポップマート・インターナショナル・グループ：9992/HK）とコラボレーションし、「ポップマートと巡るマカオ観光」プロジェクトを開始すると発表した。6月6日午後2時30分（現地時間）に開幕。世界的に大ヒットしている人気キャラクター「LABUBU（ラブブ）」の7メートル級大型フィギュアがタイパの排角路休憩区に登場する。これはマカオ旅遊局がポップマートと初めて共同開催する大規模な文化・観光プロジェクトであり、国際IPを活用した都市観光の新たな試みとなる。複数の中国メディアが3日付で報じた。

　マカオ旅遊局によれば、今回のイベントでは域内4カ所に大型フォトスポットを設置する。人気キャラクターの「Baby Molly」「CRYBABY」「DIMOO」「LABUBU」がそれぞれ異なるマカオのグルメテーマと融合。瘋堂斜巷、白鴿巣前地、崗頂前地、排角路休憩区で公開される。イベント期間は6月6日～9月21日までの計108日間。開催期間中、観光客や地元住民は各フォトスポットで撮影し、SNSに投稿することで限定版「ポップマートと巡るマカオ観光」ポストカードを受け取ることができる。また、4カ所のフォトスポットとイベント本部で「M」「A」「C」「A」「O」の5つのスタンプを集めることで、マカオの街を巡る楽しみを提供し、地域観光経済の活性化を図る方針だ。

　北京市を拠点とするポップマートは、自社でIP（知的財産権）を持つフィギュアや玩具の企画、開発、販売を手がける。ショッピングモールなどに直営店や自動販売機を設置し、「盲盒」と呼ばれるアートトイを販売。製品の生産は中国国内の第三者に委託する。


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