【亜州ビジネス編集部】京東集団（JDドットコム：9618/HK）傘下の京東物流（JDロジスティクス：2618/HK）は24日、今後5年間でロボット300万台、無人車100万台、ドローン10万機を調達し、物流サプライチェーンに投入すると発表した。スマート物流分野での地位向上を図る。証券時報が24日付で伝えた。

　京東集団が今月9日に開始したインターネット通販セール「シングルデー（独身の日、双11）」では、京東物流は「狼族」シリーズのロボットを活用し、仕分け、輸送、配送から成る一体化された物流チェーンを構築。中国20省以上、世界10カ国以上をカバーしている。ロボットの大規模導入は社会全体の物流コストの削減に寄与するだけでなく、コスト削減と効率向上のための技術的ソリューションを提供し、消費者の購買体験の最適化につながる見込みだ。

　京東だけでなく、中国の物流各社が無人化に注力している。大手の順豊HD（S.F.ホールディング：6936/HK）は2025年6月末までに、19省72都市で計1800台の無人車を運用。短距離輸送、施設内転送、学校・商業店舗への配送などの各シーンをカバーしている。


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