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  ニュース     2026/03/04 13:22 NEW!!

中東緊迫で成熟プロセスの転注進む、VISなど台湾勢に恩恵 無料記事

【亜州ビジネス編集部】海外大手半導体企業の間で、台湾のファウンドリー各社への転注と発注増び動きが表面化している。イスラエルが緊急事態に突入し、同国最大のファウンドリーであるタワーセミコンダクター(Tower Semiconductor)の出荷が滞っていることが背景にある。3月3日付台湾・経済日報が報じた。

 タワーは電源管理IC、パワー半導体、CISセンサー、RF、MEMS、アナログICなどを0.18~0.13マイクロメートル(μm)の特殊・高耐圧成熟プロセスで生産し、世界ファウンドリー上位10社に入る。顧客には米オン・セミコンダクター、米ビシェイ・インターテクノロジー、米ブロードコム、米スカイワークス、米インテル、韓国・サムスン電子が名を連ね、出荷停滞の影響は広範に及ぶ。

 緊急受注が最も集中しているのが世界先進積体電路(VIS)だ。同社はタワーとプロセスの重複度が高く、オン・セミコンダクターやビシェイなど共通顧客も多い。台湾積体電路製造(TSMC)が成熟プロセスから段階的に撤退し、既存顧客にVISへの移管を促していることも転注を後押ししている。力晶積成電子製造(PSMC)も受注増を認めており、パワーディスクリートやアナログ混合信号領域での引き合いが強まっているという。

 なお、ビシェイは、地政学リスクを背景に中国生産分を台湾・シンガポールへ移管する動きを既に進めていた。

 タワーの供給制約が長引けば、成熟プロセス全体で台湾勢への依存度が一段と高まるとみられる。


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