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  ニュース     2019/08/16 18:59

中国:「きくらげ」食中毒、致死率40%以上とも 無料記事

 夏の暑い時期にさっぱりとした口当たりが人気の「きくらげ」に、食中毒の危険性が指摘されている。浙江省杭州市では、きくらげを食べた男性が集中治療室(ICU)に運び込まれたケースが報告された。銭江晩報が14日付で伝えた。

 杭州市の例では、一晩水に漬けておいたきくらげを食べた40歳の男性が病院に搬送された。男性は食後に気分が悪くなり、やがて意識がなくなったという。検査の結果、ボンクレキン酸という致死性をもつ成分が検出された。

 1年前にも、浙江省の農村で同様の食中毒が報告されている。やはりボンクレキン酸が検出され、肝機能の変性に反応する酵素であるALT(アラニン・アミノトランスフェラーゼ)の数値が正常値の100倍に達し、黄疸も見られた。

 ボンクレキン酸を含んだ食品を食べると、2〜24時間後に腹部に不快感が生じ、その後、皮下出血や血尿などの症状があらわれる。体温に大きな変化はないとされるが、致死率は40%以上に達するとのデータもある。


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