白物家電大手の海爾電器集団（ハイアール電器：1169/HK）は13日午前9時（現地時間）、株式売買を一時停止した。買収・合併に関する内部情報を開示する予定としている。中間親会社で上海上場の海爾智家（ハイアール・スマートホーム：600690/SH）も12日引け後、海爾電器の買収計画を表明した。買収が成立すれば、海爾電器は上場廃止となる見通しという。

　海外メディアが12日、海爾智家による海爾電器の買収計画を報じたことを受けたもの。ただ、海爾智家によれば、現時点で海爾電器への買収提案は行っておらず、正式な契約にも至っていない。実施しない可能性もあると付け加えている。　

　海爾電器は総合家電グループ、海爾（ハイアール）傘下の洗濯機メーカー。11年には親会社からハイアールのEコマース業務を取得した。同市場の開拓に向け、11年10月に英大手ホーム・リテール・グループ（HOME/ロンドン証取）と提携している。物流事業に進出。10年8月、親会社から物流大手の日日順物流を7億6300万人民元で買収した。


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