ニュース 2020/03/05 18:59
中国:新型ウイルス株が分化、流行は「S亜型」「L亜型」
リスク管理・社会
中国を中心に世界で猛威を振るう新型コロナウイルス(COVID-19)に関し、すでに「S亜型(セリン亜型)」と「L亜型(ロイシン亜型)」の2種類に分化している実態が判明した。103感染例のウイルス株を収集し、うち101感染例の全遺伝子情報を検査したところ、両種の間で149カ所の相違がみられたという。北京大学生命科学学院生物情報学センター、中国科学院上海巴斯徳研究所の研究者が共同でまとめた論文「SARS-CoV-2起源と持続的な進化に関する考察」の内容として、3日発行の中国学術誌「国家科学評論(National Science Review)」で公表された。
S亜型は古くから存在し、最近になってL亜型もあらわれたと分析している。S亜型はコウモリから検出された類と近い。半面、後発のL型は、“感染力”がより高いと警鐘を鳴らした。
湖北省武漢市のウイルス株構成比は、S亜型が全体の3.7%、L亜型が残り96.3%。武漢市以外では、S亜型が38.4%、L亜型が61.6%の比率だった。
一方、時期的な流行株に関しては、2020年1月7日以前でS亜型が3.8%、L亜型が96.2%。それ以後は、S亜型が37.8%、L亜型が62.2%となっている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
S亜型は古くから存在し、最近になってL亜型もあらわれたと分析している。S亜型はコウモリから検出された類と近い。半面、後発のL型は、“感染力”がより高いと警鐘を鳴らした。
湖北省武漢市のウイルス株構成比は、S亜型が全体の3.7%、L亜型が残り96.3%。武漢市以外では、S亜型が38.4%、L亜型が61.6%の比率だった。
一方、時期的な流行株に関しては、2020年1月7日以前でS亜型が3.8%、L亜型が96.2%。それ以後は、S亜型が37.8%、L亜型が62.2%となっている。
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