ニュース 2020/05/14 18:59
中国「EV強制基準」発表、21年1月適用へ
政策・政治
電気自動車(EV)の中国強制標準が発表された。「電動車用動力蓄電池安全要求」(GB 18384-2020)、「電動車安全要求」(GB 30381-2020)、「電動バス安全要求」(GB 38032-2020)の3標準を公表。工業和信息化部(工業情報化部)が策定し、12日に国家市場監督管理総局と国家標準化管理委員会によって承認された。2021年1月1日から適用する。
この3標準は、現行の関連推奨国家標準をベースに策定。中国が主導したとされる国連の世界車両技術規則 (GTR)に則した内容で、電動車と動力電池の安全技術要求を強化・最適化した。
うち「動力電池安全要求」では、テスト項目に「電池システムの熱拡散」を追加。乗員の安全退避時間を確保するよう、電池単体の熱制御不能に陥ってから5分内に電池システムが発火・爆発しないよう求めた。
「電動車安全要求」は、電気系統の安全確保を念頭に置いた内容。電池システムの熱源事故警報システムの設置や、防水・絶縁対策の強化を要求した。
「電動バス安全要求」は、乗車人数が多く、電池容量が大きいバスの特徴を踏まえたもの。電池搭載箇所の衝突対応、充電システム、防水試験要件などに対し、より厳格な安全要求を課した。
EVに代表される新エネルギー車(NEV)の中国保有台数は、19年末時点で合計381万台を数える。前年末比で120万台増加し、自動車全体に占める比率が1.46%に上昇した。うち純電気自動車は310万台。新エネ車全体の81.19%を占めた。NEVの純増台数は、2年連続で100万台を超えている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
この3標準は、現行の関連推奨国家標準をベースに策定。中国が主導したとされる国連の世界車両技術規則 (GTR)に則した内容で、電動車と動力電池の安全技術要求を強化・最適化した。
うち「動力電池安全要求」では、テスト項目に「電池システムの熱拡散」を追加。乗員の安全退避時間を確保するよう、電池単体の熱制御不能に陥ってから5分内に電池システムが発火・爆発しないよう求めた。
「電動車安全要求」は、電気系統の安全確保を念頭に置いた内容。電池システムの熱源事故警報システムの設置や、防水・絶縁対策の強化を要求した。
「電動バス安全要求」は、乗車人数が多く、電池容量が大きいバスの特徴を踏まえたもの。電池搭載箇所の衝突対応、充電システム、防水試験要件などに対し、より厳格な安全要求を課した。
EVに代表される新エネルギー車(NEV)の中国保有台数は、19年末時点で合計381万台を数える。前年末比で120万台増加し、自動車全体に占める比率が1.46%に上昇した。うち純電気自動車は310万台。新エネ車全体の81.19%を占めた。NEVの純増台数は、2年連続で100万台を超えている。
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