中国ネット通販大手の京東商城（JD/NASDAQ）は6日、同サイトの有料会員システム「京東PLUS」について、会員特典を充実させる方針を明らかにした。
　国内でネット通販が普及し、利用者の増加ペースが減速傾向にあることから、魅力的な特典を打ち出し、新規会員を囲い込む戦略だ。中国新聞網が7日付で伝えた。
　新たに発表した会員特典は、健康診断や健康関連サービスの割引、電子書籍や音楽ダウンロードの無料利用など。今年１年間に総額100億人民元（約1560億円）を投入し、会員特典の一層の充実を図る構えだ。
　「京東PLUS」の有料会員システムは2015年10月に始まり、会員総数はこれまでに1500万人を超えた。会員による同サイトでの購入額は平均的に非会員に比べて高く、リピート回数も多い。19年の「独身の日（11月11日）」セールの期間中、同会員による平均購入額は非会員の約4倍だった。



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