ニュース 2020/01/08 18:59
テンセントと中国銀聯、スマホ決済QRコード統一か
産業・企業
インターネットサービス中国最大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)がモバイル決済サービスの「微信支付(ウィーチャットペイ)」について、中国銀聯(ユニオンペイ)とのQRコード統一を計画しているようだ。両社のユーザーは同じQRコードを使い、送金や支払いを行うことが可能になる。実現すれば、モバイル決済市場での銀聯のシェア拡大が期待されるという。現地メディアが8日、消息筋情報として伝えた。
中国のモバイル決済市場では、阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)系列の「支付宝(アリペイ)」が最大手。現地メディアによると、2019年第3四半期(7〜9月)の市場シェアは取引額ベースで53.58%に達した。2位の「微信支付」が39.53%を占め、両社で市場をほぼ独占している。
報道によれば、「支付宝」は今回のQRコード統一には参加していないもよう。なお、この報道に対し、テンセントと銀聯はともにコメントを差し控えている。
テンセントはネット・モバイル関連の付加価値サービス、ネット広告、Eコマースを収益の柱とする。看板商品のIM「QQ」で築いた膨大な顧客基盤とブランド力を背景に、SNS、ミニブログ、オンラインゲームなど次々と新分野を開拓してきた。足元では、スマホ向けメッセージアプリ「微信(ウィーチャット)」の利用者が11億人を突破。同サービスを基盤に、各事業の収益を伸ばしている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
中国のモバイル決済市場では、阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)系列の「支付宝(アリペイ)」が最大手。現地メディアによると、2019年第3四半期(7〜9月)の市場シェアは取引額ベースで53.58%に達した。2位の「微信支付」が39.53%を占め、両社で市場をほぼ独占している。
報道によれば、「支付宝」は今回のQRコード統一には参加していないもよう。なお、この報道に対し、テンセントと銀聯はともにコメントを差し控えている。
テンセントはネット・モバイル関連の付加価値サービス、ネット広告、Eコマースを収益の柱とする。看板商品のIM「QQ」で築いた膨大な顧客基盤とブランド力を背景に、SNS、ミニブログ、オンラインゲームなど次々と新分野を開拓してきた。足元では、スマホ向けメッセージアプリ「微信(ウィーチャット)」の利用者が11億人を突破。同サービスを基盤に、各事業の収益を伸ばしている。
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