ニュース 2020/07/31 18:59
中国:水害で豚不足が深刻化へ、豚コレラ再拡大の恐れも
リスク管理・社会
世界最大の豚生産国である中国で、6月から続く大雨による水害のため、養豚業に深刻な被害が出ている。2019年から流行している家畜伝染病「アフリカ豚コレラ(ASF)」の感染再拡大のリスクも高まっており、中国人の食生活に欠かせない豚の不足が深刻化する恐れが出てきた。現地メディアが7月30日伝えた。
水害による養豚業者の被害は、湖北、江西、湖南、安徽で特に深刻。これら各省の豚飼育頭数は約2000万頭に上る。洪水で養豚場の水没などが起きているが、被害状況は明らかになっていない。養豚業者のほとんどは中小規模で、資金不足から多くは被災後も豚の補充が遅れている。経営難で子豚を投げ売りする業者もおり、各省の豚飼育頭数は7月に5月比で7%減少した。
中国では19年に流行したASFにより、豚の半分近くが処分された。蘭ラボバンクのアナリストは、洪水後は感染症拡大のリスクが高まるため、ASFの感染が再び拡大する恐れがあり、飼育頭数がさらに減る可能性を指摘している。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
水害による養豚業者の被害は、湖北、江西、湖南、安徽で特に深刻。これら各省の豚飼育頭数は約2000万頭に上る。洪水で養豚場の水没などが起きているが、被害状況は明らかになっていない。養豚業者のほとんどは中小規模で、資金不足から多くは被災後も豚の補充が遅れている。経営難で子豚を投げ売りする業者もおり、各省の豚飼育頭数は7月に5月比で7%減少した。
中国では19年に流行したASFにより、豚の半分近くが処分された。蘭ラボバンクのアナリストは、洪水後は感染症拡大のリスクが高まるため、ASFの感染が再び拡大する恐れがあり、飼育頭数がさらに減る可能性を指摘している。
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