詳細
検索
期間
亜州リサーチFacebook公式ページ 亜州リサーチYoutube公式チャンネル

  ニュース     2020/01/21 18:59

中国:12月の中古車取引が最多更新、前月比22%増の168.64万台 無料記事

 月次ベースの中古車取引台数が2カ月連続で過去最多を更新した。主要な中古車業者1068社を合算した2019年12月の取引数は、前月比で21.88%増の概算168万6400台を記録。取引額も月次ベースの過去最多を記録し、1039億2700万人民元(約1兆6630億円)に達している。中国汽車流通協会がこのほど報告した。
 12月の取引実績は、車種別で乗用車が前年同期比33.27%増の98万1900台(前月比↑23.29%)、バスが19.97%増の13万8400台(前月比↑18.62%)、貨物車が33.59%増の13万7300台(前月比↑19.63%)などで推移している。
 乗用車の内訳は、SUVが88.48%増の19万5100台(前月比↑23.43%)、MPVが55.77%増の10万5900台(前月比↑19.67%)、クロスオーバーが66.72%増の4万5000台(前月比↑18.69%)など。
 1〜12月の年間累計では、18年比で取引台数が7.96%増の1492万2800台に上る。取引額は8.76%増の9356億8600万人民元(約14兆9710億円)に伸びた。1台当たりの平均単価は、100人民元安い6万1600人民元で推移している。
 年間の取引実績は、乗用車が4.77%増の861万4000万台を数えている。バスは3.69%減の141万3600台、貨物車は11.93%増の136万8600台などに上った。
 車齢別では、「3年以内」が369万9500台(全体の24.79%)、「3〜6年」が614万4600台(41.18%)、「7〜10年」が334万3100台、「10年以上」が173万5600台。「3年以内」と「10年以上」の全体比率が拡大した。
 行政区画を跨いだ遠隔地の中古車売買は年間415万9100台(中古車取引全体の27.87%)。前年比で比率が1.66ポイント高まった。
 中古車取引は鈍化しながらも年間のプラス成長を達成したものの、中国の新車販売市場はマイナス成長に沈んでいる。中国汽車工業協会によれば、19年の新車販売は前年比8.2%減の2576万9000台に縮小した。世界最大の自動車市場の地位を維持したものの、2年連続のマイナス成長に低迷し、減少ペースは前年(2.8%減)から加速している。生産台数も7.5%減の2572万1000台に下向いた。車種別では、乗用車の年間販売台数が9.6%減の2144万4000台、生産台数が9.2%減の2136万台。商用車は販売台数が1.1%減あの432万4000台、生産台数が1.9%増の436万台だった。


内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース