北京市政府は3日、新型コロナウイルスの感染拡大防止活動に関する記者会見で、日本、韓国、イタリア、イランなど深刻な感染拡大が起きている国から北京に到着した人について、自宅または施設で14日間隔離する方針を明らかにした。上海市の防疫チームも同日、感染拡大が深刻な地域から上海に到着したすべての人を自宅やホテルに14日間隔離すると表明している。

　北京市政府によると、一部の国で新型コロナウイルスの感染が拡大したため、留学生や駐在員が帰国を強く希望している状況。ここ数日内にイランから帰国した中国人留学生だけで20人に上るという。海外からのウイルス流入を防ぐため、市政府は入境管理を強化する方針を示した。

　北京市では、韓国や日本などから北京市に入り、市内で滞在する場合、市内に自宅などがあればその場所で、なければ指定のホテルで14日間の隔離が命じられる。乗り継ぎで中国の他地域に向かう場合は、最終目的地の方針に任せる。


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