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  ニュース     2019/12/20 18:59

日本5G市場が中国スマホ「主戦地」に、OPPOは20年投入へ 無料記事

 来年の第5世代(5G)移動通信サービス開始を前に、中国のスマートフォン各社が日本市場に注目している。広東欧珀移動通信(OPPO)の日本法人は19日、2020年に5G対応スマホを日本で発売すると発表した。具体的な販売開始の時期は未定だが、中国国内に投入した後、その他の地域でも発売を開始する計画だ。OPPOのほかにも、華為技術(ファーウェイ)や小米集団(シャオミ・コーポレーション:1810/HK)が日本での5G端末投入を計画している。複数メディアが20日までに伝えた。
 OPPOは2018年2月に日本のスマホ市場に参入。SIMフリースマホ市場で急速に存在感を増している。全国の家電量販店やECショップのPOSデータを集計する「BCNランキング」によれば、OPPOの11月販売台数は前年同月比で3倍近くに達し、SIMフリースマホ市場で2位に浮上。長年にわたってベスト3を維持していた台湾ASUS(エイスース)とシャープを抜き、首位の華為に肉薄している。市場シェアは20%台に拡大した。
 足元の急成長をけん引したのは、10〜11月に相次いで投入した新モデル「OPPO Reno A」と「OPPO A5 2020」だ。「Reno A」発売にあわせてテレビコマーシャルを開始したこともあり、大きな話題を集めた。
 一方、同業の小米は今月日本に進出。16日に低価格スマホの販売を開始している。当初は20年の進出を予定していたが、5Gサービス始動をにらんで前倒しした。


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