ニュース 2020/01/09 18:59
中国:AI文書に著作権、テンセント記事作成ロボ勝訴
リスク管理・社会
広東省深セン市南山区の人民法院(裁判所)はこのほど、騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)の記事作成ロボット「Dreamwriter」が作成した文書の著作権を巡る裁判で、同権利を認める判決を下した。この判決を受け、人工知能(AI)を利用した“創作熱”が高まるとみられている。法制日報が8日付で伝えた。
テンセントの訴えによると、被告の上海盈訊科技有限公司は2018年8月、「Dreamwriter」が作成した上海株式市況に関する分析リポートを無断でコピーし、インターネットなどで転用した。裁判所は「リポートはテンセントの開発チームがロボットと共同で作成したもので、文字作品としての要件を満たしている」と判断。「市況に関する分析や判断などは、一定の独創性を有している」として、「著作権法」によって保護されるべき文字作品と認定した。
今回の判決を受け、文学や芸術、科学といった分野での創造性を備えたAI文書の著作権が保護され、「文化の多様性」が促進されると指摘する声も上がっている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
テンセントの訴えによると、被告の上海盈訊科技有限公司は2018年8月、「Dreamwriter」が作成した上海株式市況に関する分析リポートを無断でコピーし、インターネットなどで転用した。裁判所は「リポートはテンセントの開発チームがロボットと共同で作成したもので、文字作品としての要件を満たしている」と判断。「市況に関する分析や判断などは、一定の独創性を有している」として、「著作権法」によって保護されるべき文字作品と認定した。
今回の判決を受け、文学や芸術、科学といった分野での創造性を備えたAI文書の著作権が保護され、「文化の多様性」が促進されると指摘する声も上がっている。
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