【亜州ビジネス編集部】アジアで企業の新規採用が減少する中にあっても、中国の求人は増加している。ビジネス特化型SNSのリンクトインが中国やオーストラリア、シンガポール、日本など人材紹介会社に勤務する約5500人の協力を得て調査したところ、2020年の人材募集状況は全世界で前年比35％減、アジア太平洋で37％減だったのに対し、中国は26％増となった。人材募集にかける企業予算の伸びも、中国がアジア平均を上回っている。中国新聞網が15日付で伝えた。
　求める人材や採用基準については、学歴や実務経験よりも技能と職種のマッチング度、良好な人間関係を構築・維持できるヒューマンスキルを重視する企業が増えている。就業形態については、テレワーク（週3日）と出勤（同2日）を組み合わせた勤務体制がアジアで一般的だという。


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