中国疾病予防管理センター（CCDC）は5月28日、新型コロナウイルスワクチン接種後の副反応に関するデータを公表した。中国では国産ワクチンが接種されており、その副反応データが公表されるのはこれが初めて。昨年12月15日から今年4月30日までに、国内で接種された延べ2億6500万回のうち、副反応は3万1434件報告された。副反応発生率は10万回当たり11.86回という水準。うち重篤な例は188件だった。複数メディアが伝えた。

　副反応3万1434件のうち、一般的な副反応が2万6078件（82.96％）、発生率は10万回当たり9.84回だった。内訳は発熱（2722件）、腫れ（675件）など。一方、異常反応は5356件（17.04％）で、発生率は10万回当たり2.02回だった。異常反応のうち、アナフィラキシーショックなどの重篤な例は188件で、発生率は10万回当たり0.07回となっている。

　国家衛生健康委員会の最新発表によると、国内でのコロナワクチン接種回数は28日時点で累計6億回を突破。同委のこれまでの発表に基づくと、5億回から6億回の大台乗せまでに要した日数は5日だった。1億→2億回は25日、2億→3億回は16日、3億→4億回は9日、4億→5億回は7日となっており、徐々に接種ペースが加速している。


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