ニュース 2021/01/29 19:00
中国:コロナ再陽性の可能性5%未満、毒性低く再発病なし
リスク管理・社会
【亜州ビジネス編集部】新型コロナウイルス感染症研究を進める天津中医薬大学の張伯礼・医師がこのほど、コロナウイルス感染から治癒した際の再感染可能性について言及した。それによると、治癒後の患者がその後のPCR検査で再び陽性となる確率は5%未満に過ぎない。ウイルスの毒性も低く、いまのところ再発病ケースは報告されていないという。毎日経済新聞が1月28日付で伝えた。
最初の感染爆発が起きた湖北省武漢市では、PCR検査で連続18回も陽性反動が出た患者がみられたものの、ウイルスに毒性がなく感染力もなかったという。
足下で感染規模が大きい河北省石家荘市では、感染者のリハビリが始まった。患者数は約300人を数える。そのうえで張医師は、「2回のPCR検査で陰性となり、レントゲンや病状が回復に向かっていれば退院は可能だが、退院そのものは感染力がなくなったことを意味せず、完全回復というわけでもない」と警告した。
また、患者の再感染については、PCR検査で偽陽性となることや、サンプル、試剤、実験室の環境などの要素が絡む可能性も示唆した。治癒患者からの感染については、「ウイルスの毒性は低いが、隔離が望ましい」と語っている。
最初の感染爆発が起きた湖北省武漢市では、PCR検査で連続18回も陽性反動が出た患者がみられたものの、ウイルスに毒性がなく感染力もなかったという。
足下で感染規模が大きい河北省石家荘市では、感染者のリハビリが始まった。患者数は約300人を数える。そのうえで張医師は、「2回のPCR検査で陰性となり、レントゲンや病状が回復に向かっていれば退院は可能だが、退院そのものは感染力がなくなったことを意味せず、完全回復というわけでもない」と警告した。
また、患者の再感染については、PCR検査で偽陽性となることや、サンプル、試剤、実験室の環境などの要素が絡む可能性も示唆した。治癒患者からの感染については、「ウイルスの毒性は低いが、隔離が望ましい」と語っている。