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  ニュース     2021/04/12 19:00

中国:3月乗用車小売175.2万台、前年比67%増と好調持続=乗聯会 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】全国乗用車市場信息聯席会(乗聯会)は9日、今年3月の乗用車小売台数が狭義ベース(マイクロバスを除く)で前年同月比67.2%増の175万2000台に拡大したと発表した。増加率は前月の371.9%から鈍化したものの、6カ月連続でプラス成長を維持。前月比でも48.6%増加した。コロナ流行前の2019年2月との比較では0.2%増という水準だった。
 車種別の3月小売台数は、セダンが前年同月比74.2%増の86万9000台、MPV(ミニバン)が54.8%増の10万6000台、スポーツ用多目的車(SUV)が61.7%増の77万7000台に伸びた。前月比では、セダンが55.6%増、MPVが65.7%増、SUVが39.6%増で推移している。マイクロバスを含む広義ベースでは、全体の小売台数が前年同月比66.4%増の179万6000台(マイクロバスは41.7%増の4万3000台)だった。
 1〜3月の累計では、狭義ベースの小売台数が前年同期比68.8%増の509万2000台。第1四半期の増加率としては、05年の統計開始以来で最高を記録している。広義ベースでは68.7%増の517万8000台だった。コロナ流行の反動に加えて、新エネルギー車(NEV)の好調が大幅な伸びにつながっている。
 メーカー別の3月国内小売ランキング(狭義ベース)は、一汽大衆が21万1000台で首位をキープ。2位以下には、上汽通用の11万8000台、上汽大衆の11万6000台、重慶長安汽車の10万3000台、東風日産の10万1000台、吉利汽車の9万台、上汽通用五菱の8万6000台、長城汽車の8万4000台、広汽本田の7万6000台、東風本田の7万5000台が続いた。
 このほか、NEV乗用車の卸売台数は、3月単月ベースで前年同月比261.3%増の20万2000台。前月比でも101.1%増加した。種類別では、電気自動車(EV)が前年同月比252.2%増の16万9000台、プラグインハイブリッド車(PHV)が313.3%増の3万3000台。NEV乗用車のメーカー別では、上汽通用五菱が4万1491台、テスラ中国が3万5478台、比亜迪(BYD)が2万3906台と好調だった。


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