【亜州ビジネス編集部】世界最小の人工心臓がこのほど患者の体内に埋め込まれた。華中科技大学付属・協和医院の教授を中心とする専門グループが開発した左心補助人工心臓システム「Corheart 6」は、ポンプ部分が直径34ミリ、厚さ26ミリ、重量90グラム。磁気浮上遠心式で最軽量の人工心臓として機能する。科技日報が23日付で伝えた。

　中国の心臓疾患は全国で約1000万人を数える。供給数量が限られるなか、年間の人工心臓手術は600件あまりに過ぎない。心肺機能を補助するシステムは、主にECMO（人工心肺装置）とVAD（補助人工心臓）の2種類に分けられる。


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