【亜州ビジネス編集部】陝西省西安市で新型コロナウイルスの新規感染者が急増している。12月9日以降に確認された市中感染者は149人に達した。西安市政府は22日、市内の全住宅地を封鎖するほか、不要不急の市外移動を禁止すると発表。人口約1300万人の西安市で、事実上のロックダウン（都市封鎖）措置が実施された形だ。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア（RFA）など複数メディアが伝えた。
　報道によると、西安市では23日から、市内の全住宅地が封鎖された。各世帯1人が2日に1回、生活物資の買い出しに出掛けることが認められる。
　陝西省疾病対策予防センターが感染者36人から採取した検体の遺伝子解析を行ったところ、全てが変異種のデルタ株と判明した。12月4日にパキスタン国際航空便で到着した乗客の感染者とほぼ同じ型のウイルスだという。


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