開幕直前の解散・脱退発表を受けて、中国のプロサッカーリーグに動揺が走っている。中国スーパーリーグで名門の重慶両江競技足球倶楽部は24日、過度な負債で運営に支障が生じていると説明。見通しを慎重に検討した結果、清算を決めたと発表した。自動的にプロサッカーから脱退するという。中国新聞網などが伝えた。
　重慶両江競技足球倶楽部は先ごろ、給与や報酬の未払いなど負債が7億5000万人民元（約142億9000万円）にまで膨らんでいると発表。経営危機が深刻化している事実を改めて説明した。
　前身の武漢前衛足球倶楽部は1994年に発足。2000年になって重慶力帆足球倶楽部に再編された。当代集団による出資を2016年末に得て、重慶当代力帆足球 楽部に改称。2021年に現在の重慶両江競技足球倶楽部に名称変更した経緯がある。
　中国スーパーリーグの2022年シーズンは6月3日に始まる予定だった。1チームの脱退に直面したことで、試合スケジュールの組み替えが必要となる。
　中国のプロサッカー競技では、天津天海倶楽部が2020年5月に解散、江蘇足球倶楽部も2021年2月28日に運営停止に追い込まれた。


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