【亜州ビジネス編集部】北京市衛生健康委員会は20日、新型コロナウイルスの新規感染者を19日に5人確認したと発表した。うち3人は変異株「デルタ株」に感染していた。光明網など複数メディアが伝えた。

　4人は同じ会社の低温倉庫の作業員で、残る1人は作業員の同居者。同委は感染拡大を防ぐため、コールドチェーン（低温物流）や電子商取引（Eコマース）、物流、サービス業などの関連施設に重点を置き、消毒作業を進めていることを明らかにした。

　北京冬季五輪の開幕まで2週間余りとなったが、北京市では今月15日に変異株「オミクロン株」の感染者1人を確認。19日現在、オミクロン株の有症感染者は3人、無症状感染者は1人となっている。

　国家衛生健康委員会によると、中国で19日に確認された新規感染者は66人。うち国内での感染者は43人で、河南省が24人、天津市が14人などとなった。


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