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  ニュース     2022/03/11 18:00

中国:2月「車ディーラー在庫指数」56.1、前月比2.2pt改善 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】中国の新車販売市場で、ディーラー在庫の主要指標が前月比でやや悪化している。業界団体の中国汽車流通協会はこのほど、今年2月の「自動車ディーラー在庫早期警戒指数(VIA)」が56.1で推移したと報告した。前月比で2.2ポイント低下(=改善)したものの、前年同期比では3.9%上昇。節目の50を依然として超えて推移したという。
 春節連休の到来、新型コロナウイルス感染症の散発などが2月の販売を抑えたという。各カーディーラーは在庫の圧縮を進めた。完成車メーカーの工場稼働が春節後に本格化するなか、2月下旬に入りカーディーラーは在庫を積み増している。
 2月のエリア別VIA動向は、北方エリア(北京市、河北省、河南省、黒竜江省、吉林省、遼寧省、内モンゴル自治区、山西省)が55.5(前月比↓4.7イント)、東方エリア(安徽省、江蘇省、山東省、上海市、天津市、浙江省)が56.1(↓3.4ポイント)、西方エリア(甘粛省、貴州省、陝西省、四川省、新疆ウイグル自治区、雲南省、重慶市、寧夏回族自治区、青海省、チベット自治区)が55.9(↓3.5ポイント)、南方エリア(福建省、広東省、広西チワン族自治区、海南省、湖北省、湖南省、江西省)が54.1(↓2.8ポイント)にそろってやや改善した。
 1月と2月の在庫係数は、ブランド形態別の高級車・輸入ブランドが55.2→54.3、合資ブランドが57.5→56.2、中国民族系ブランドが59.2→58.9にそろって低下している。
 VIA(Vehicle Inventory Alert Index)は製造業購買担当者景気指数PMIの算出法と類似。50を下回ると自動車在庫が適正レベルにあることを示す。逆に数値が高いほど、需要の低迷、在庫圧力の上昇、経営圧力の増大を示唆する。


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