【亜州ビジネス編集部】上海第三中級人民法院（裁判所）はこのほど、海外映画などの著作権侵害行為を行ったとして、梁被告（姓のみ公表）に懲役3年6カ月、罰金150万人民元（約2700万円）の判決を下した。梁被告はこれまでに、インターネットなどを通じて3万2824本の映像作品を無許可で販売していたとされる。毎日経済新聞が22日付で伝えた。
　梁被告は「人人影視字幕組」を運営。「字幕組」とは、海外の映画やドラマ、アニメなどの映像作品に中国語字幕を付け、違法にアップロードするアマチュア集団のことだ。梁被告は2018年に武漢連鎖世界科技有限公司、武漢高速翻訳星科技有限公司を設立。技術者や翻訳者などを雇い、海外の映像作品を違法にアップロードしていた。　
　同法院は、梁被告が著作権者の許可を得ずに他人の著作物をコピーし、営利目的で配布したことは著作権侵害罪に該当すると指摘。懲役3年6カ月、罰金150万人民元を言い渡した。


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