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  ニュース     2022/03/17 18:00

新型コロナ治療基準緩和、中国も医療ひっ迫回避 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】中国の国家衛生健康委員会は15日、新型コロナウイルスの治療ガイドラインを改正し、軽症患者の入院を不要としたほか、退院後の隔離基準を緩和した。中国当局が新型コロナ治療基準を緩和するのは初めて。医療態勢のひっ迫を避ける狙いがある。澎湃新聞など複数メディアが伝えた。
 同委によると、新型コロナの変異株「オミクロン株」の感染者は、多くが軽症か無症状で、大多数は治療の必要がない。新ガイドラインでは、軽症者は集中隔離のみとし、症状が悪化した場合のみ指定病院に移送するとした。また、隔離解除と入院基準などを変更。退院の検査基準を緩和したほか、退院後の14日間の集中隔離を7日間に短縮した。
 一般型、重症、重体の患者は、これまで通り指定病院で治療を行う。特に重症と重体の患者に対し、早期に適切な治療を行うことを重視する。
 北京佑安病院の専門医師は「オミクロン株の感染者は、軽症者の割合が高い。全員を病院に収容すると、病床が不足し、スタッフの負担も非常に重くなる。新しいプガイドラインは負担の軽減につながる」と話している。


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