UBSは10日付のリポートで、中国が向こう10年で米国を上回り、世界最大の消費大国に浮上するとの見通しを示した。中国の消費規模（政府消費支出を含む）は2030年に17兆米ドル（約1872兆円）を上回ると試算。世界の消費支出の17％を占め、同比率は19年の12％から拡大するとみている。香港経済日報が13日伝えた。

　うち家計消費支出は6兆米ドルに達すると予想。女性の地位向上、世帯構造の変化がその成長をけん引する重要な要因になると指摘した。家計消費支出の伸びのうち、女性の所得増加によるものが8割程度、単身世帯の増加によるものが2割程度になると分析している。このほか、世帯人口の減少なども加わり、ぜいたく品やペット用品、健康食品、旅行などに関連する消費需要が拡大すると予測した。


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