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  ニュース     2022/05/16 18:01

中国:国産半導体設備、4月の国内落札率62%に 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】中国半導体業界の設備入札に関して、地場設備企業の製品による落札は今年4月に計67台と全体の62%に達した。国産化推進の政策を追い風に、4月は新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)が物流に影響したこともあって、地場企業の落札率が高まったとみられる。14日証券時報網などが報じた。
 4月の落札実績が高かった企業は、北方華創科技集団(ナウラ・テクノロジー・グループ:002371/SZ)、中微半導体設備上海(AMEC:688012/SH)、北京屹唐半導体科技有限公司(ベイジン・E−タウン・セミコンダクター・テクノロジー)、瀋陽芯源微電子設備(キングセミ:688037/SH)など。上海積塔半導体有限公司(GTAセミコンダクター)が5月10日に発表した特殊用途半導体生産プロジェクトの設備調達入札結果でも、ナウラ、拓ケイ科技(ピオテック:688072/SH)、キングセミが計33台を落札している。
 ただ、今年1〜4月の累計では、中国半導体設備の国内落札率は24.2%(401台中97台)と昨年水準をやや下回っている。分野別で国産設備の落札率が高い分野は、乾式塗膜除去設備で71%、エッチング設備で50%以上となった。中国設備メーカーはエッチング、洗浄、乾式塗膜除去、コーター・デベロッパーなどの機器分野で存在感を高めている。


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