【亜州ビジネス編集部】中国の金融情報サービス大手、Wind（万得信息技術）が海外のユーザーに対し、同社の一部データへのアクセスを制限し始めたようだ。Windは国内外の銀行や証券会社、資産運用会社にとって、不可欠な情報源となっている。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル（WSJ）が5月30日付で伝えた。

　同社のソフトウエアは中国本土で広く使われ、海外の金融アナリストや投資家、エコノミストの間でも人気が高い。しかし、中国当局は外国企業やアナリストによる情報収集を規制する一環として、これまで公開情報とされたデータを含め、一部データへのアクセスを制限しているという。


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