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  ニュース     2023/02/01 16:45

AIGC市場が急成長へ、マッコーリーは百度に強気評価 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】インターネット検索最大手の百度集団(バイドゥ:9888/HK)が米オープンAIのチャットボット「ChatGPT」に類似したサービスの提供を計画している――との報道を受け、中国でAI生成コンテンツ(AI Generated Contents:AIGC)市場の成長性に注目が集まっている。
 騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)傘下の騰訊研究院は1月31日に発表したリポートで、AIGCの商業化が今後急速に進み、市場規模も急拡大するとの見通しを示した。一部の研究機関によると、5年後には10〜30%のイメージコンテンツがAIによって作成される見通し。別のコンサルティング機関によれば、AIGC市場の規模は2030年に1100億米ドル(約14兆3430億円)に達する見込みという。
 広告分野では、テンセントがAIGCを利用し、広告コピーを自動生成できるサービスを提供している。これにより、広告制作コストを大幅に削減することが可能という。
 また冒頭で触れたように、百度はAIを使ったチャットボットサービスの投入を計画しているもよう。報道によると、同社は今年3月にも同サービスを投入し、当初は検索サービスに組み入れる方針だ。サービスの名称は未定だが、ユーザーは「ChatGPT」と同様に会話形式で検索結果にアクセスできるという。
 マッコーリーは最新リポートで、百度によるチャットボットサービスの投入について、今後の収益上振れ要因になる可能性があると指摘。このほか、広告収入やクラウド収入の伸び回復を見込み、目標株価を166.00→169.00香港ドル(↑1.8%)に引き上げた。投資判断は「アウトパフォーム」に維持している。


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