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  ニュース     2022/08/17 18:00

中国市場のスマホSoC出荷16.9%減、22年上半期は1.34億個 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】2022年上半期のスマートフォン(スマホ)用プロセッサーSoC(システム・オン・チップ)出荷数量は、中国市場全体で前年同期比16.9%減の1億3400万個に落ち込んだ。スマホの国内販売の不振を反映している。市場調査会社のCINNO Research(華商光電科技)が14日発表した。
 上位5社の動向は、首位の聯発科技(メディアテック:2454/TW)が前年同期比0.3%増の5660万個を出荷してプラス成長を維持している。2位クアルコム・テクノロジーズ(QCOM/NASDAQ)は前年同期比12.6%減の4740万個と2桁減った。3位アップル(AAPL/NSADAQ)は2.9%減の2190万個とマイナス幅が限定されている。華為技術(ファーウェイ)傘下の4位、海思半導体有限公司(ハイシリコン・テクノロジー)は81.5%減の400万個と深刻なマイナス成長に見舞われた。5位の北京紫光展鋭科技有限公司(ユニソック・テクノロジーズ)は38%増の300万個と、上位5社のうち最も高い成長を達成している。
 各社の市場シェアは、メディアテックが7ポイント高の42.1%、クアルコムは2ポイント高の35.3%、アップルが2ポイント高の16.3%だった。3社の合計シェアは93.7%に達し、3社による寡占が進む傾向にある。
 また、第2四半期のスマホ用SoC出荷量は前期比19.4%減、前年同期比19.9%減の5990万個で、第1四半期よりも落ち込んだ。上位5社全てが前期比、前年同期比でマイナス成長となっている。特に4位ハイシリコンは前期比40.5%減、前年同期比80.4%減と著しく減退した。
 6月単月の全体出荷量は、前月比21.3%増の2320万個となり、回復傾向がうかがえる。ただ、前年同月比では依然18.6%のマイナス成長で推移した。上位5社のうち、5位ユニソックを除く4社が前月比で20%以上成長している。


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