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  ニュース     2020/07/31 19:17

中国:鉄鋼の増産基調が持続、6月は鋼材7.5%拡大 無料記事

【亜州ビジネス編集部】中国で鉄鋼の増産基調が続いている。今年上半期の生産実績は、前年同期比で銑鉄が2.2%増の概算4億3300万トン、粗鋼が1.4%増の4億9900万トン、鋼材が2.7%増の6億600万トンで推移した。うち6月に関しては、銑鉄が4.1%増の7764万トン、粗鋼が4.5%増の9158万トン、鋼材が7.5%増の1億1585万トンに上る。工業和信息化部(工業情報化部)が7月30日に報告した。
 一方、消費量もプラス成長を確保している。1〜6月の見掛消費量(生産量+輸入量−輸出量)は、粗鋼が3.8%増の4億8066万トンに上った。うち6月は8.6%増の9031万トンに拡大している。
 川下需要家の生産動向は、第2四半期に回復が目立った。前四半期と比較した増産率は、自動車が87.1%、造船が55.9%など。不動産開発の新規着工面積に関しては、145.8%の伸びを記録している。 
 ただ、鉄鉱石価格の上昇が気がかり要因と指摘した。今年上半期の鉄鉱石輸入量は、中国全体で前年同期比9.6%増の累計5億4691万トンに積み上がっている。1トン当たりの輸入価格は、0.9%高い90.2米ドル(約9410円)に上昇した。うち6月の輸入量は35.3%増の1億168万トンに伸びている。前月比では16.8%増加した。
 鉄に代表される「黒色金属」(鉄、マンガン、クロム)冶金・圧延加工の業況は芳しくない。1〜6月にかけた売上高は、業界全体で3.8%減の3兆1860億4000万人民元に低迷した。実現利益についても、40.3%減の840億8000万人民元に落ち込んだという。


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