新型コロナウイルスの感染拡大により、中国で赤外線体温計が入手しにくい状況となっている。同体温計は人の額にかざすことで、非接触で短時間に体温測定ができる。医療機関のほか、団地や企業などで多くの人の健康確認のために使用されている。一方で、このところの急激な需要増加によって、供給不足となり、価格も高騰している状況だ。中国経済網が6日付で伝えた。
　あるメーカー関係者によると、もともと海外から調達していた部品が物流の混乱で停滞。国産部品は価格が吊り上げられている。赤外線体温計は本来、第2類医療機器として厳しい管理の元に生産されるはずだが、このところ、粗悪品や有名メーカーの偽物も多く出回るようになった。こうした粗悪品や偽物製品は主にインターネット上で売買されているという。


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