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  ニュース     2020/11/16 19:00

中国:「東風裕隆汽車銷售」破産申し立て、販売低迷で株主間確執 無料記事

 自動車販売を手掛ける「東風裕隆汽車銷售有限公司」に対し、債権保有者の一部が破産を申し立てた。中国と台湾の企業が合弁運営していたものの、株主間の確執が表面化していたとされる。第一財済が16日付けで伝えた。
 兄弟会社の東風裕隆汽車有限公司が生産した自社プレミアムブランド「納智捷(LUXGEN)」の販売不振が深刻化していたため。中国で沸き起こった空前のSUVブームに乗り、2015年新車販売は前年比15.54%増の6万315台に拡大し、6万台の通年目標を超過達成した。しかしそれ以降は販売が振るわず、19年は60.9%減の7056台。今年1〜7月の動向は、生産が22台、販売が77台に細っている。技術改良の後れや、燃費性能の低さなどが消費者に敬遠されたようだ。
 東風汽車と台湾裕隆企業集団(裕隆汽車:2201/TW、裕隆日産汽車:2227/TWなどの親会社)は、折半出資で東風裕隆を10年に設立。13年には新車販売でも合弁し、同じく折半出資で東風裕隆汽車銷售を立ち上げていた。ただ、中国資本の東風汽車は、17年時点で合弁の解消を模索していたとされる。東風裕隆の杭州工場は、19年第1四半期時点で生産が停止されていた。一方、東風裕隆に関しては、破産計画はないという。


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