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  ニュース     2023/11/09 12:21

中国ファウンドリーの先進工程シェア、27年でも1%のみ 無料記事

 中国ファウンドリーの生産能力が世界の業界全体に占める割合は、2022年の24%から27年の28%に拡大する一方、先進プロセス用の生産能力に限れば1%のまま拡大しないとの予測が8日、台湾の市場調査会社、集邦科技股フン有限公司(トレンドフォース)によって示された。中国企業の生産能力拡大は、圧倒的大部分が成熟プロセス用で行われるとの見方だ。芯智訊が8日報じた。
 先進プロセスの生産能力は、22年時点で台湾が79%を握っていたが、米日の伸びによって27年には65%まで低下する。韓国も20%から19%へ1ポイント低下すると分析した。
 米国は台湾積体電路製造(TSMC:2330/TW)アリゾナ工場の稼働やインテル(INTC/NASDAQ)の受託生産業務拡大などによって12%へ急上昇する。
 日本もゼロから3%に上昇する。北海道千歳市に工場を設置するラピダスが27年には2ナノメートル(nm)プロセス製品を量産予定であること、TSMCが熊本第2工場を建設し、先進プロセスの生産ラインも設置するとみられるためだ。
 成熟プロセス市場は、中国が29%から33%へ4ポイント拡大する。首位台湾が49%から42%に下落するため、台湾との差は22年の20ポイントから9ポイントに縮小する。


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