【亜州ビジネス編集部】中国機械工業が安定的に成長している。今年上半期の工業増加値（付加価値）は前年同期比で9.7％拡大し、伸びは中国工業全体を5.9％、製造業全体を5.5ポイントずつ上回った。中国機械工業の1〜6月貿易額は、前年同期比5.1％増の5361億米ドル（約78兆5400億円）規模に達している。貿易黒字額は41.2％増の2491億米ドルに伸張。中国貿易黒字全体の60％超を稼ぎ出している。経済日報が28日に伝えた。

　中国機械工業聯合会（CMIF）によると、海外輸出製品の構造は、ハイテク製品を中心に改善が進展している。新エネルギー自動車（NEV）や油圧ショベル、フォークリフト、鉱山機械、ダンプカー、ロボットなどの競争力が向上した。

　特にNEVの増産ピッチは速い。今年上半期の国内生産と販売は、それぞれ378万8000台と374万7000台に達し、前年年同期比の伸びがそろって4割を超えた。

　機械工業の成長を支える戦略性新興産業は、上半期の国内売上高が10.4％増の10兆9000億人民元に達している。利益総額は15.6％増の6079億2000万人民元に拡大したという。



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