【亜州ビジネス編集部】中国の映画市場が回復基調を鮮明化させている。国家電影局によると、今年の夏休みシーズン（6〜8月）の映画興行収入は18日午前7時（現地時間）の時点で178億人民元（約3550億円）に達した。2019年に付けた夏休みシーズンの過去最高記録（177億7900万人民元）を上回っている。シーズン終了まで2週間ほど残されており、一段の拡大が見込まれる状況だ。香港経済日報など複数メディアが18日伝えた。

　観客動員数は延べ4億3500万人。作品別の興行収入トップ5は、いずれも国産映画だった。首位は「消失的タ（Lost in the Stars）」で、興行収入は35億2100万人民元に達している。

　中国全体で、年初来の累計興行収入は399億人民元超に達している。すでに2022年通年の実績（300億6700万人民元）を上回った。


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