【亜州ビジネス編集部】今年1～4月のソフトウエア・情報技術サービス業は、中国全体の売上高が前年同期比11.6％増の概算3兆8000億人民元（約82兆4600億円）規模に達している。利益総額は14.3％増の4314億人民元に上った。伸びは1～3月比で0.5ポイント加速している。工業和信息化部（工業情報化部）が28日に報告した。
　ソフトウエア製品の売上高は、8.7％増の9127億人民元（ソフトウエア・情報技術サービス業売上高の24.1％）に伸びている。うち産業用ソフトウエアは8.7％増の846億人民元を売り上げた。
　情報技術サービスの売上高は、13.2％増の2兆4983億人民元（ソフトウエア・情報技術サービス業売上高の65.9％）に上っている。うちうちクラウドコンピューティングとビッグデータサービスは14.3％増の4107億人民元、集積回路（IC）設計は11.3％増の989億人民元、電子商取引プラットフォーム技術サービスは4.5％増の2880億人民元で推移した。
　このほか情報セキュリティ製品・サービス売上高は9.3％増の520億人民元、組み込みシステムソフトウエア売上高は8.4％増の3275億人民元に拡大している。
　一方、輸出は小幅ながらマイナス成長に沈んだ。1～4月のソフトウエア・情報技術サービス業売上高は、前年同期比0.4％減の154億9000万米ドル（約2兆4290億円）に停滞している。


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