ニュース 2024/04/09 16:03
中国工作機械メーカーの23年業績低迷、川下設備投資の縮小響く
経済・統計
【亜州ビジネス編集部】中国工作機械メーカーの足元業績が低迷している。業界団体の中国機床工具工業協会によると、国内工作機械メーカーの売上高は2023年に前年比10.3%減の1兆974億人民元(約23兆400億円)、利益総額は同35.8%減の1132億人民元と振るわなかった。国際的な政治・経済情勢を受けて、川下分野の設備投資額が減少したことなどが響いた。経済日報が8日伝えた。
一方、同協会は業界景気が今後持ち直すと見ている。中国政府が導入した国内の大型設備更新と消費財の販売拡大を促進する政策の効果が顕在化する見通しだ。この政策は製造設備などの省エネ・低炭素化、デジタル化、スマート化、安全性向上を支援するものだ。中国国内で現在使用されている工作機械のデジタル化、精密化のレベルは低いことから、今回の政策が進展すれば、この分野の市場拡大が期待される。国は2009年にも工作機械などの設備更新を支援する政策を実施しており、これを機に中国の工作機械の生産規模、販売規模は世界トップに躍進した経緯がある。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
一方、同協会は業界景気が今後持ち直すと見ている。中国政府が導入した国内の大型設備更新と消費財の販売拡大を促進する政策の効果が顕在化する見通しだ。この政策は製造設備などの省エネ・低炭素化、デジタル化、スマート化、安全性向上を支援するものだ。中国国内で現在使用されている工作機械のデジタル化、精密化のレベルは低いことから、今回の政策が進展すれば、この分野の市場拡大が期待される。国は2009年にも工作機械などの設備更新を支援する政策を実施しており、これを機に中国の工作機械の生産規模、販売規模は世界トップに躍進した経緯がある。
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