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  ニュース     2024/02/16 16:05

中国:春節連休の映画興行収入70億元超え、過去最高更新も 無料記事

 中国で春節(旧正月)連休の映画市場が活況だ。映画情報プラットフォームの「灯塔専業版」によると、10~16日正午(現地時間)までの時点で、春節映画の興行収入は70億人民元(約1480億円)を突破した。今年は8連休となっていることもあり、春節連休としては過去最高の興行成績を記録する可能性が高まっている。年初来の累計興行収入は既に100億人民元を超えた。香港メディアの星島日報が16日伝えた。

 春節映画の作品別興行収入ランキングでは、「熱辣滾トウ(YOLO)」「飛馳人生2」「熊出没・逆転時空」が興行成績のトップ3に並んだ。うち首位の「熱辣滾トウ」は、日本で2014年に公開された「百円の恋」の中国リメーク版だ。

 こうした中、16日の香港マーケットでは、「熱辣滾トウ」の配給元である阿里巴巴影業集団(アリババ・ピクチャーズ・グループ:1060/HK)の株価が上昇。同作品の配給元にはこのほか、中国電影(600977/SH)、閲文集団(チャイナ・リテラチュア:772/HK)傘下の新麗伝媒などが含まれる。

 これまでの報道によると、今年の春節連休では地方の三線、四線都市が「映画消費の主力」になっているという。12日までの時点で、興行収入のうち54%を三線、四線都市が占めている状況。また、家族連れなどが多く、3人以上の鑑賞者が全体の27%を占めているという(前年同期は20%以下)。

 灯塔専業版はこれより先、今年の春節連休の興行収入が70億~75億人民元に達するとの見通しを示していた。足元の状況から見て、実績は事前予想を上回り、過去最高を更新する可能性が高い。現地メディアによると、過去の春節興行収入は21年が78億2200万人民元(過去最高)、22年が60億3500万人民元、23年が67億5800万人民元だった。


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