世界銀行は2日、東アジア・太平洋新興国の最新経済見通しを公表し、中国の2024年の国内総生産（GDP）成長率予想を4.4％と予測した。4月時点の予測値（4.8％）から0.4ポイント引き下げている。消費マインドの低迷、不動産市場の不振、企業・地方政府の債務増加といった内部要因が景気下振れにつながると指摘した。香港メディアの明報が3日伝えた。

　23年成長率予想については5.1％を維持。中国の成長率が1ポイント下振れた場合、同地域の成長率は0.3ポイント低下するとみている。

　東アジア・太平洋新興国の全体では、2023年が5.0％、24年が4.5％と予測。4月時点の予測（それぞれ5.1％、4.8％）から0.1ポイント、0.3ポイント下方修正した。


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