ニュース 2023/10/20 14:36
南方航空の貧相な国内線機内食が話題、写真拡散で物議
経済・統計
【亜州ビジネス編集部】中国3大航空会社の一角を占める中国南方航空(1055/HK)の国内線で提供された機内食があまりにも貧相だとして物議を醸している。
乗客の1人がこのほど、「貧しすぎる機内食」の写真を撮影し、SNSに投稿すると瞬く間に拡散した。そのメニューは蒸しパンのマントウ4個と、白菜1切、小さなザーサイのパックという残念なものだった。投稿者は写真とともに「長年、飛行機に乗っているが、こんな奇妙な機内食は初めてだ」とするコメントを添えた。北京商報などが19日までに伝えた。
問題の機内食は南方航空の瀋陽発フフホト経由、西寧行きの便で出されたもの。南方航空はこの機内食について、「全てこの内容ということはなく、路線によって異なる」と釈明した。
一方、機内食が「貧相」な理由について、航空業界の関係者は「航空会社のコスト削減策と空港の設備などの状況が影響したのではないか」との見方を示した。
南方航空は2023年6月中間期の売上高が718億3000万人民元と3大航空会社のうち最多となる一方、機内食にかけたコストは10億4900万人民元と最も少なかった。コスト全体に占める機内食の割合は1.56%となっている。
機内食にかけたコストでは中国国際航空(753/HK)が11億6700万人民元(コスト全体の1.97%)、中国東方航空(670/HK)が12億8000万人民元(同2.52%)となっている。売上高はそれぞれ596億1300万人民元、494億2500万人民元で推移した。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
乗客の1人がこのほど、「貧しすぎる機内食」の写真を撮影し、SNSに投稿すると瞬く間に拡散した。そのメニューは蒸しパンのマントウ4個と、白菜1切、小さなザーサイのパックという残念なものだった。投稿者は写真とともに「長年、飛行機に乗っているが、こんな奇妙な機内食は初めてだ」とするコメントを添えた。北京商報などが19日までに伝えた。
問題の機内食は南方航空の瀋陽発フフホト経由、西寧行きの便で出されたもの。南方航空はこの機内食について、「全てこの内容ということはなく、路線によって異なる」と釈明した。
一方、機内食が「貧相」な理由について、航空業界の関係者は「航空会社のコスト削減策と空港の設備などの状況が影響したのではないか」との見方を示した。
南方航空は2023年6月中間期の売上高が718億3000万人民元と3大航空会社のうち最多となる一方、機内食にかけたコストは10億4900万人民元と最も少なかった。コスト全体に占める機内食の割合は1.56%となっている。
機内食にかけたコストでは中国国際航空(753/HK)が11億6700万人民元(コスト全体の1.97%)、中国東方航空(670/HK)が12億8000万人民元(同2.52%)となっている。売上高はそれぞれ596億1300万人民元、494億2500万人民元で推移した。
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