ニュース 2024/04/17 15:11
中国:百度の生成AI「文心一言」、ユーザー2億人突破
産業・企業
【亜州ビジネス編集部】百度集団(バイドゥ:9888/HK、BIDU/NASDAQ)の李彦宏(ロビン・リー)董事長は16日、同社の生成AI(人工知能)サービス「文心一言(アーニー・ボット)」のユーザー数に関し、リリースから1年1カ月で2億人を突破したと明らかにした。アプリケーション開発インターフェース(API)のユーザー数は毎日2億人以上、サービスを受けた顧客数は8万5000件以上、「千帆プラットフォーム」を使用して開発されたAIネイティブアプリケーションは19万件を上回ったという。芯智訊が16日報じた。
李董事長の発言は、百度の2024年度AI開発者カンファレンスでのもの。文心一言の大規模言語モデル(LLM)はアルゴリズムトレーニング効率が過去1年で5.1倍に拡大し、週間平均トレーニング効率が98.8%に達し、推論パフォーマンスが105倍向上したと指摘した。推論にかかるコストも当初の1%まで低下したと説明。「1日に1万回使用していたユーザーが、同じコストで1日に100万回利用できるようになったことを意味する」としている。文心一言のLLMは最近数カ月で、コード生成、コード解釈、コード最適化などの機能が大幅に向上し、国際的な先進水準に達したと付け加えた。
百度は同日、文心一言LLM4.0ツールバージョンを発表。ユーザーは同ツールバージョンでコードインタープリター機能を使用でき、複雑なデータとドキュメントの処理と分析、図表とドキュメントの作成、データの特性把握、変化の傾向の分析などができると説明した。
百度の決算報告によると、23年度の研究開発(R&D)支出は前年比4%増の242億人民元(約5170億円)だった。主に生成AIのR&D投資を支えるサーバーの減価償却費と、ラック使用コストの増加によって拡大した。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
李董事長の発言は、百度の2024年度AI開発者カンファレンスでのもの。文心一言の大規模言語モデル(LLM)はアルゴリズムトレーニング効率が過去1年で5.1倍に拡大し、週間平均トレーニング効率が98.8%に達し、推論パフォーマンスが105倍向上したと指摘した。推論にかかるコストも当初の1%まで低下したと説明。「1日に1万回使用していたユーザーが、同じコストで1日に100万回利用できるようになったことを意味する」としている。文心一言のLLMは最近数カ月で、コード生成、コード解釈、コード最適化などの機能が大幅に向上し、国際的な先進水準に達したと付け加えた。
百度は同日、文心一言LLM4.0ツールバージョンを発表。ユーザーは同ツールバージョンでコードインタープリター機能を使用でき、複雑なデータとドキュメントの処理と分析、図表とドキュメントの作成、データの特性把握、変化の傾向の分析などができると説明した。
百度の決算報告によると、23年度の研究開発(R&D)支出は前年比4%増の242億人民元(約5170億円)だった。主に生成AIのR&D投資を支えるサーバーの減価償却費と、ラック使用コストの増加によって拡大した。
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