広西チワン族自治区出入国検査局はこのほど、2023年に合計2800件を超える違法・犯罪事案を摘発し、3700人以上の密入国者を検挙したと発表した。「蛇頭」（密航請け負い組織）の摘発人数も1100人以上と過去最多を記録している。中国新聞網が1月30日付で伝えた。

　同区が管理するベトナムとの国境の長さは陸上で1020キロ、海域で261キロにも上る。こうした地理的条件の下、同局は近隣諸国からの不法出入国や第三国からの密入国などの取り締まりに力を入れている。

　中でも摘発に力を入れているのが、密輸を行う運び屋や不法就労ブローカーだ。23年には中継アジト180カ所を摘発し、車両460台余りを押収。押収した密輸品の金額は約3億人民元（約61億円）に上った。

　同局は24年についても、引き続きこれら犯罪に対する取り締まりを強化する方針としている。


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