【亜州ビジネス編集部】中国とアフリカの距離が接近している。今年1〜7月の中国〜アフリカ諸国貿易額は、前年同期比7.4％増の1兆1400億人民元（約23兆300億円）規模に達した。中国貿易額全体の伸びを大きく超えて成長している。中国海関総署（税関）が23日に報告した。

中国にとって南アフリカは、アフリカ大陸最大の貿易パートナー。1〜7月の両国間貿易額は、10.5％増の2261億5000億人民元に上る。中国の対アフリカ貿易全体の19.9％を占めた。これにナイジェリアの952億9000万人民元（中国・アフリカ貿易額の8.4％）、アンゴラの826億3000万人民元（7.3％）などが続く。

　アフリカ向けの輸出品目は、船舶、自動車の伸びが目立った。前年同期比で輸出額が81.3％、26.1％ずつ拡大している。一方、アフリカからの輸入品目は、原油、金属鉱石、農産物の順。水産物とワインの輸入額はそれぞれ94.7％、52.6％ずつ伸びた。

　　中国とアフリカの貿易額は、拡大基調が続いている。22年は前年比14.8％増の1兆8700億人民元に上った。


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