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  ニュース     2024/02/15 14:51

中国:文化観光地の客足増加、「春運」開始以来で1.23億人訪問 無料記事

 中国本土で2024年の「春運」(春節前後40日間の特別旅客輸送態勢)開始以来、全国文化観光スポットの旅客数が大幅に増加している。中国聯通智慧足跡ビッグデータによれば、全国重点文化・観光エリアの旅客数はこれまでに1億2300万人に積み上がった。前年同期比で22.8%増加している。中国政府系メディアが13日付で報じた。
 なかでも重慶、武漢、西安、北京、開封などの都市が人気の目的地だ。旅行者が最も行きたい人気の観光地は開封の宋都皇城、武漢の楚河漢街、石家荘の正定古城、北京の前門大街、重慶の解放碑洪崖洞など。これらはいずれも現地の文化と歴史を反映した特色のある観光スポットとなっている。
 旅行客の文化観光スポットでの滞在時間は前年同期よりも長くなっている。データによると、平均滞在時間は3.4時間から4.2時間に延長。4時間以上滞在した旅行客の割合は33→40%に上昇した。
 全国各地の文化・観光地は、他省(自治区・直轄市)からの観光客をより多く受け入れている。前年同期と比較し、他省からの観光客の割合は23.5→28.5%と5.0ポイント上向いた。
 中国では1月26日から24年の「春運」がスタートした。期間は3月5日まで。交通運輸部の予測によれば、同期間中に地域を跨いで移動する人は延べ90億人に達し、過去最多となる見通しだ。


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